ITコンサルへの転職で、僕が実際に利用した転職エージェントは、RGF Professional Recruitment Japanとムービン・ストラテジック・キャリアの2社です。
結論から言うと、僕はRGF経由でアクセンチュアの内定を得ました。ただし、応募書類や面接の準備では期待した支援を受けられず、対策本を10冊以上読み、想定問答を自分で作り込んで選考を乗り切りました。
ムービンでは担当者との面談と案件紹介まで進みましたが、僕にはキャリア相談より転職成立を急ぐ圧が強く感じられ、利用を続けないことにしました。
これは、2019年当時に僕が担当してもらった方との個別の体験です。現在のサービス全体や、すべての担当者を評価するものではありません。2026年7月時点の各社公式情報も確認し、過去の体験と現在公表されているサービス内容を分けて紹介します。
※本記事には広告・プロモーションを含む場合があります。
RGFとムービンを実体験で比較
まず、僕の利用結果を比較すると次のとおりです。
| 比較項目 | RGF | ムービン |
|---|---|---|
| 利用時期 | 2019年 | 2019年 |
| 実際に進んだ段階 | 求人紹介、選考、内定承諾、入社手続き | 登録、面談、案件紹介 |
| 結果 | アクセンチュアへ転職 | 利用を辞退 |
| 良かった点 | 求人との接点、企業との連絡、内定後の手続き・退職交渉のフォロー | 面談後、実際に案件紹介まで進んだ |
| 合わなかった点 | 書類・面接準備は期待より手薄に感じた | 転職成立を急かされるように感じた |
| 僕が得た教訓 | 選考対策の主導権は自分で持つ | 転職するかどうかも含めて相談できるか最初に確認する |
どちらが絶対に優れている、という結論ではありません。エージェント会社の特徴だけでなく、担当者との相性や、自分が求める支援によって評価は変わります。
RGF経由でアクセンチュアの内定を得た
過去のメールを確認すると、僕は2019年4月24日にRGFの担当者を介してアクセンチュアの内定を承諾し、同年7月1日の入社に向けて手続きを進めていました。
求人との接点を作ってもらい、企業との連絡を仲介してもらったことは、転職の結果に直結しています。内定後も、オファー書類の提出や退職交渉についてフォローを受けました。
一方で、選考準備ではトラブルもありました。担当者から推薦書を書くための草案を作るよう依頼され、自分で用意したものの、後になって企業へ提出されていなかったことが分かりました。
書類添削や面接対策も、僕が期待していたほど手厚いとは感じませんでした。そこで、ITコンサル選考の対策本を10冊以上読み、想定される質問と回答を何度も練り直しました。
RGFを使って良かったかと聞かれれば、内定につながったため「使って良かった」と答えます。ただし、「登録すれば選考対策をすべて任せられる」とは考えません。
現在のRGFが公式に案内している支援
2026年7月時点のRGF公式サイトでは、IT・エンジニアリング、コンサル、マネジメント・ハイクラス、バイリンガル・グローバルキャリアなどを主な支援領域として案内しています。
現在公表されている利用の流れには、求人紹介、英文履歴書を含む応募書類作成、面接、内定承諾、退職時の相談、入社後のフォローが含まれています。また、一人のコンサルタントが企業と求職者の両方を担当する「360度」の支援を特徴としています。
僕の体験は2019年の個別事例であり、現在公表されている支援内容を否定するものではありません。重要なのは、公式サイトに書かれているサービスが、自分の担当者から具体的にどう提供されるかを初回面談で確認することです。
ムービンは案件紹介まで進んだが利用を辞退
過去のメールには、2019年6月2日にムービンへ登録し、担当者との面談を調整した記録があります。面談後の6月11日には、実際に案件の紹介を受けました。
しかし僕には、こちらの状況や希望をじっくり整理するというより、「とにかく転職を成立させたい」という圧が強く感じられました。
僕が求めていたのは、すぐに応募先を決めることではありませんでした。現職に残る選択肢も含めてキャリアを整理し、本当に転職するべきか相談したかったのです。その期待と進め方が合わず、利用を続けないことにしました。
これは当時の担当者とのやり取りを、僕がどう受け止めたかという主観です。転職意思が固まっていて、短期間に多くの求人を検討したい人なら、同じスピード感を前向きに感じる可能性があります。
現在のムービンが公式に案内している支援
2026年7月時点のムービン公式サイトでは、コンサル転職に特化し、応募書類の添削、通常の面接対策、ケース面接対策、企業別の選考情報などを強みとして案内しています。
公式サイトには、情報収集のみの相談や、今すぐの転職を考えていない人も歓迎すると記載されています。僕が2019年に感じた圧と、現在公式に掲げられている支援方針は分けて考える必要があります。
担当者や面談時期によっても体験は変わるため、登録前の評判だけで決めず、初回面談を「自分が担当者を選ぶ場」として使うことが大切です。
RGFが合いそうな人
現在の公式情報と僕の体験を踏まえると、RGFは次のような人が検討しやすいサービスです。
- IT、コンサル、専門職、管理職などの求人を探したい
- 外資系企業やグローバルな環境も候補に入れたい
- 英文レジュメや英語面接の相談もしたい
- 企業側の事情を把握している担当者から話を聞きたい
- 内定後の条件交渉や退職手続きも相談したい
ただし、僕のように担当者からの面接対策が十分でないと感じるケースもあります。初回面談では、過去に同じ企業・職種を支援した件数、提供できる面接情報、模擬面接の回数を具体的に確認してください。
ムービンが合いそうな人
現在の公式情報と僕の体験を踏まえると、ムービンは次のような人が検討しやすいサービスです。
- コンサルティングファームへの転職意思が固まっている
- ケース面接を含む選考対策を求めている
- コンサル業界に詳しい担当者から企業情報を得たい
- 応募先を短期間で絞り、積極的に選考を進めたい
- 未経験からコンサル向けに職務経歴を整理したい
一方で、転職するか迷っている人は、「現職継続も含めて相談したい」と最初に伝える方が安全です。その希望を受け止めてもらえない場合は、無理に応募へ進まず、別の担当者やサービスも比較します。
初回面談で必ず聞く7つの質問
サービス名より、担当者との最初の会話が重要です。僕なら次の7つを確認します。
- 今すぐ転職しない選択肢も含めて相談できますか
- 僕の経験で、どの点がITコンサルに評価されますか
- 逆に、書類や面接で懸念される点は何ですか
- 応募先ごとに、どのような面接対策を受けられますか
- 模擬面接やケース面接対策は何回できますか
- 推薦状・履歴書・職務経歴書の提出完了を連絡してもらえますか
- 紹介された求人を断った場合、今後の支援に影響しますか
具体的に答えてくれるか、質問を急いで切り上げずに聞いてくれるかも確認します。回答内容だけでなく、会話の進め方自体が相性を判断する材料です。
良い担当者か判断するチェックリスト
初回面談後、次の項目を○・△・×で評価します。
| 確認項目 | 判断の目安 |
|---|---|
| 希望を言い換えて確認したか | 一方的に求人を出す前に、目的を理解しようとした |
| 転職しない選択肢を否定しなかったか | 不安を煽らず、時期も含めて整理した |
| 求人の良い点と厳しい点を話したか | 年収や知名度だけで応募を勧めなかった |
| 懸念点を具体的に伝えたか | 経験不足を曖昧にせず、対策まで示した |
| 支援範囲を説明したか | 書類、面接、条件交渉の範囲が明確だった |
| 期限を勝手に決めなかったか | 本人の意思を確認してから日程を決めた |
| 断る余地を残したか | 求人紹介を断っても態度が変わらなかった |
×が多い場合は、担当変更を依頼するか、別のサービスを試します。大手や専門エージェントでも、担当者との相性が合うとは限りません。
エージェントは2社まで並行して比較する
僕は複数のサービスを使った結果、同じ「コンサル転職支援」でも進め方が違うと分かりました。
最初から1社に絞るより、2社程度の初回面談を受け、次の3点を比較する方法がおすすめです。
- 紹介求人の数ではなく、自分の希望との一致度
- 担当者が持つ企業・選考情報の具体性
- 自分が納得する速度で進められるか
利用社数を増やしすぎると、面談や連絡だけで時間を使い、同じ企業への重複応募も起こりやすくなります。応募企業、応募経路、担当者、進捗、次の期限を表にして管理してください。
選考対策は自分でも持つ
担当者が優秀でも、内定を保証してくれるわけではありません。面接で答えるのは自分です。
僕はRGF経由で選考を進めながら、対策本を10冊以上読み、質問と回答を自分で整理しました。現在なら、生成AIを面接官役にして追加質問を受ける方法もあります。
ただし、企業の非公開情報、顧客名、社内資料、氏名や住所などを生成AIへそのまま入力しないでください。会社名や数字を匿名化し、AIの回答は公式情報や担当者の説明と照合します。
具体的な準備方法は「転職エージェントが何もしてくれない時の対処法」にまとめています。転職全体の設計から考えたい方は「30代で年収を上げるための転職の設計図」も参考にしてください。
よくある質問
RGFとムービンのどちらがおすすめですか
僕の経験だけで一律には決められません。外資・ハイクラス・バイリンガル領域も含めたい場合はRGF、コンサル特有の選考対策を重視する場合はムービンが候補になります。ただし、最終的には初回面談で担当者の情報量、支援範囲、進め方との相性を確認してください。
転職するか決めていなくても登録できますか
両社とも現在の公式サイトでは、キャリア相談や情報収集を含む利用を案内しています。面談の冒頭で「転職するかどうかから相談したい」と明確に伝えましょう。
紹介された求人は断れますか
希望に合わなければ断って問題ありません。断る際は「何が合わなかったか」を具体的に伝えると、次の紹介精度を上げやすくなります。断った後に急かされたり、希望と違う案件が続いたりする場合は、担当変更や利用停止を検討します。
転職エージェントは何社使えばよいですか
最初は2社程度で十分です。一般型とコンサル特化型など、特徴の異なるサービスを比較します。応募段階では経路を一つに決め、重複応募を避けてください。
登録前の準備: まず30代の市場価値7項目チェックで希望条件と実績を整理し、担当者任せにしない選考準備はITコンサル内定までに自力で行った7つの準備で確認してください。
まとめ:会社名より担当者と支援方針を比較する
僕はRGF経由でアクセンチュアの内定を得ました。求人紹介、企業連絡、内定後のフォローは役に立ちましたが、書類・面接準備は自分で補いました。
ムービンでは面談と案件紹介まで進みましたが、僕には転職成立を急ぐ圧が強く感じられ、求めていた相談との違いから利用を辞退しました。
この2つの体験から学んだのは、サービスの知名度や求人数だけで決めないことです。
- 転職しない選択肢も相談できるか
- 応募先別の選考情報があるか
- 書類と面接をどこまで支援するか
- 自分が納得する速度で進められるか
初回面談では、自分も担当者を面接するつもりで確認してください。紹介はエージェントから借りても、準備と最終判断の主導権は自分で持つことが、後悔しないITコンサル転職につながります。
参考資料
※本記事は筆者個人の2019年当時の転職経験と、2026年7月時点の各社公式情報を基に作成しています。担当者、求人、サービス内容は時期により異なります。最新情報は各社公式サイトでご確認ください。

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