転職エージェントへ登録したのに、書類の添削も、面接への助言も、思っていたほど受けられない。紹介された求人へ応募するだけで大丈夫なのか、不安になることがあります。
僕がITコンサルへ転職するときも、期待していた支援との間に差がありました。結局、対策本を10冊以上読み、想定問答を自分で練って、内定を得ています。
エージェントを「紹介してくれる人」と割り切り、自分で準備することは大切です。ただ、提出管理まで全部自分で代わる話ではありません。お願いする支援と、自分の準備を分け、何が済んでいるかを確認してください。
僕は推薦書の草案を書いたが、提出されていなかった
ITコンサルへの転職では、RGFを使った記憶があります。推薦書を作るための草案を自分で書くように求められ、その草案が提出されていなかった、という出来事がありました。
これは当時の僕の記憶に基づく、個別の担当者とのやり取りです。現在のRGF全体の支援内容や、すべての担当者を評価する根拠ではありません。現在のRGF公式サイトでは、応募書類や面接、内定後の支援が案内されています。
僕がそこから得た教訓は、「依頼した」と「提出された」は同じではない、ということでした。書類の担当、提出先、期日、完了の連絡方法を、応募前に確認しておきたいと思います。
自分で行ったのは、10冊以上の読書と想定問答の準備
当時は今のような生成AIがなかったので、本を読み、想定される質問への答えを自分で考えました。それを重ねて、なんとか内定を得ることができました。
ただし、10冊が合格の条件という意味ではありません。読んだ量だけ増やしても、求人の仕事内容や自分の実績を説明できなければ、面接の準備にはなりません。今なら、読むものを絞り、回答してみて不足したところを調べる進め方もあります。
以下の準備方法や文面は、読者向けに整理した提案です。僕が当時すべて実行した手順を再現したものではありません。
まず「何を見てほしいか」を具体的に依頼する
「添削してください」だけで返答が曖昧なら、どの求人に向けて、どこで迷っているかを伝えます。例えば次のような頼み方です。
○社の○職種へ応募する予定です。職務経歴書の実績欄が、募集要件に合う説明になっているか確認をお願いできますか。○日までに応募したいので、対応できる範囲と返却時期を教えてください。
返答がない、または支援範囲外なら、自分で直す、別の相談先を使う、担当変更を相談するなど、次の方法へ切り替えます。曖昧な期待のまま、面接前日まで待ち続けないことが大切です。
自分で持っておきたい、7つの準備
| 準備 | 完了したかの確認 |
|---|---|
| 1. 求人の条件 | 必須経験と仕事内容を自分の言葉で説明できる |
| 2. 実績の根拠 | 自分の担当、行動、結果と、その記録が分かる |
| 3. 志望理由 | なぜその役割・企業なのか、経験とつながっている |
| 4. 想定問答 | 先に答え、その根拠と具体例を説明できる |
| 5. 面接形式 | 通常面接、ケース、課題など、実施形式を確認した |
| 6. 声に出す練習 | 読むだけでなく、質問に口頭で答えてみた |
| 7. 応募の管理 | 書類の版、提出日、次の選考、連絡先を記録した |
実績は、確認できる仕事から一件選びます。チームの成果を全部自分のものにせず、数字の記録がなければ改善率を作らない。追加質問に答えられる説明へ直してください。
想定問答は、答えと根拠を短く往復する
回答を一語一句暗記するより、「答え」「根拠」「具体例」を分けておく方法があります。例えば転職理由なら、不満を並べるだけでなく、次の仕事で何を担いたいかを説明します。
声に出してみて、長い、質問へ答えていない、実績の部分が曖昧だと感じたら、そこを直す。録音する場合も、相手との面接を無断で記録する話ではなく、自分だけの練習です。
ケース面接や課題の有無は、企業・職種・選考時期で違います。「ITコンサルなら必ずこの問題」と決めず、窓口へ実際の形式を確認してください。
生成AIを使うなら、事実を増やす道具にしない
今なら生成AIを、質問を考える相手や、説明が分かりやすいかを見直す補助に使えます。ただし、僕が当時AIを使って内定を得たわけではありません。
練習用の指示なら、例えば次のようにできます。
架空の職務経歴を使って面接練習をします。質問を一つずつ出し、回答後に「質問に答えているか」「根拠が足りない箇所」を指摘してください。存在しない実績や企業の選考情報を補わないでください。
入力前に、会社名、顧客名、社外秘の数字、個人情報を除きます。サービスの利用規約や会社のルールを確認し、生成された企業情報や助言も自分で確かめてください。個人情報保護委員会の注意喚起も確認の入口になります。
合わない支援を、無理に受け続けなくてよい
僕はムービンとのやり取りで、こちらの相談より、転職を急かされているように感じ、利用を辞退しました。これも一人の当時の受け止めであり、サービス全体への断定ではありません。
相談したいことと、返ってくる支援が合わないなら、まず不安を伝えます。それでも合わない場合は、担当変更、別の窓口、利用を止めることを検討してください。応募状況を整理し、同じ企業への重複応募には注意します。
紹介は借りても、準備の主導権は渡さない。次の面接までに、募集要件一つと、自分の実績一つを照らしてみてください。その説明を具体的に見てもらうところから、支援を使い直せます。
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著者:Rista(リスタ)。体験と記憶、現在の公式案内、読者向けの提案を分けています。内定や収入増を保証しません。
アイキャッチはイメージ用の素材写真です。本人や実際の職場・出来事の写真ではありません。写真:Katie Puzatova/Unsplash License(利用条件確認:2026年10月11日)。文字組み:OTOKO MIGAKI。

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